相続手続をするのに必要な書類は何ですか?

遺産分割協議などでどの財産を誰が相続するかということが決まったあとは、それぞれが相続する財産の名義変更などをすることになります。
その時にどのような書類が必要になってくるかというと、基本的には、法定相続人が誰かを確認できる書類(被相続人の戸籍などを添付した相関関係図など)・遺産分割協議書や遺言書など誰がその財産を相続することになったか分かる書類・名義変更の申請書の3種類です。
相続した財産が何であったとしても、とりあえずこの3種類の書類は確実に必要になりますので忘れずに用意しておきたいものです。

あとはどのような財産を相続したかによって他にも必要な書類がある場合があります。
例えば自動車の名義変更のためには車検証が必要になってきますし、預貯金の名義変更であったとしても銀行ごとに書類の形式が違うはずですからそれぞれのものを用意しなければいけません。
そのため、確実に手続きを進めていくためには、直接訪れる前に必要な書類は何かということを確認しておくことが必要です。
何かと煩雑な手続きが多い相続ですから、事前に何が必要かを調べてそれをきちんと用意しておくことは必要な時間や手間を少なくすることにつながることでしょう。

上記にあげた必ず必要な書類についても、その形式などに実は決まりがしっかりとあるということが少なくありません。

もちろんきちんと調べて自分でそれらの書類を作成することも可能なのですが、もしもそれが手間になるという場合には、弁護士などの専門家に任せるというのも一つの方法です。
弁護士事務所などではこうした相続に必要な書類の作成も請け負っているというところがありますので、依頼をしたいという場合には調べてみると良いでしょう。
専門家の知恵を上手に利用することは、相続の手続きをスムーズに短期間で終わらせるためにとても役立ちます。
もちろん費用はかかりますが、費用対効果ということを考えて有効に利用していくと良いでしょう。

Copyright (C) 財産の引継ぎ All Rights Reserved.